ネクステージグループ 21年12月期/売上高14%増の120億円/新入社員の営業効率が向上

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 リフォーム訪販のメッドコミュニケーションズを傘下に持つネクステージグループ(本社東京都、佐々木洋寧社長)は2月1日、同社の21年12月期の連結売上高が前年同期比14.2%増の120億円に達したと発表した。営業マンのメンタルケアを重点的に行った結果、新卒社員を中心に営業効率が改善。大幅な増収の要因になったとしている。
 ネクステージグループの21年12月期の売上高120億円には、21年10月に買収した産電テクノ(本社奈良県)の売上高が含まれていないという。産電テクノは、太陽光発電などの住設機器について、強い営業力を備えており、今後の業績への貢献が期待されるところだ。
 ネクステージグループでは21年12月期において、コロナ禍でサービス提案がうまく進まない中で、原点に立ち返り、同社の「朝へのこだわり」の重要性を、改めて社員に周知徹底したという。
 朝の状態や準備がその日の成果に直結するという考えのもと、朝一番の社員の心の状態を高めることに注力。顧客に寄り添った、より良いサービスの提供につなげていったという。「朝の社員の熱量」が高まった結果、売り上げアップにつながったとしている。
 「朝の取り組み」としては例えば、朝のミーティングで、「予祝」を行ったという。「予祝」とは、目標を達成した姿をチームで想像して祝う取り組み。「予祝」の内容や、年間のスケジュールを書き込める、「ソウルブック」と呼ぶ専用の手帳も配布した。朝礼での社訓やスローガンの唱和なども、行ったとしている。
 同社では、営業・経理・人事などの部門の情報を、デジタルで、シームレスに共有するDX戦略を進めている。こうしたDX戦略も、売上拡大に寄与したという。
 ネクステージグループでは、22年12月期の売上高の目標として、前期比18.3%増の142億円を掲げている。メッドコミュニケーションズ単体としては、同90億円の達成を目指すという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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