【特集 メール配信システム】 〈導入事例 ユミルリンク「キューノートSR―S」〉SCSKプレッシェンド「F.ACE」/エラーメールに対応し、生産性向上

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執行役員・システム担当の市橋千尋氏(写真右)と枝浩氏

 SCSKプレッシェンド(本社東京都、北尾聡社長)は、ECシステムおよびECサイトのフルフィルメント業務(ロジスティックス、カスタマーサポート、商品コンテンツ制作)を含めたワンストップソリューションサービスを提供している。ECシステムとして、SaaS型ECプラットフォーム「F.ACE(フェイス)」の自社開発および提供を行っている。
 「F.ACE」の主な顧客対象は、中小から大手のアパレル(ファッション)企業が中心。特に、大手アパレル企業の導入が多い。モールでの販売を主力とせず、自社サイトで独自の売り場の提供・成長を図る、またブランド訴求を行う企業が多い、と考えているという。
 百貨店やショッピングモールなどに店舗を構えながら、ECを展開する企業も多く、店舗との在庫連動にも対応できるほか、店舗とECの会員情報の一元管理を行う事例も多数ある。
 コロナ禍において、ECにシフトする導入企業が加速。20年4―9月(上半期)だけでECでの取扱高が前年同期比1・5倍に拡大。急激なデータ量や受注(トランザクション)の増加にも対応できた。また、顧客の要望を取り込みながら機能拡張を続ける”成長するプラットフォーム”であることが大きな強みだ。
 今後は店舗とECを運営する企業の「OMO」について課題を解決するソリューションを提供することで、ファッションECで培った経験をベースに、幅広いEC事業者を対象にしていく考えだ。


■「キューノートSR―S」を導入

 阪急阪神東宝グループで、メール配信システム「Cuenote(キューノート)FC」を提供するユミルリンク(本社東京都、清水亘社長、(電)03―6820―0515)が提供するメール配信システム「キューノートSR―S」を、「サンクスメール」「入荷通知メール」「商品発送通知メール」などの配信に活用している。
 顧客企業のファッションECでは、コロナ禍において顧客の受注が急増し、一部の末端のユーザーまでメールが届かない事態が発生。SCSKプレッシェンドはシステム開発を得意とする一方で、「メール配信」に精通した社員が限られており、配信するメールの大幅増加に伴い、不達の原因調査・対策に多くの時間を要していることが課題であった。
 導入の前に、メールのリレーサーバーを手掛ける8社のサービスを比較。サポート体制が充実していたユミルリンクを選んだ。「高品質なメールサービスを利用したい」(執行役員・システム担当・市橋千尋氏)との思いから、10月からユミルリンクの「キューノートSR―S」を採用した。
 例えば、「注文完了メールが届かない」といった問い合わせがあった際、従来だと複数に跨るメールサーバーのログを一から調べ上げるため「社員に相当の負荷がかかり、多くの労力が必要」(同)だった。顧客数の増大に伴いこうした問い合わせも増え「自前で管理できる範囲を超えてしまい、本来業務に支障が出てしまっていた」(同)と話す。
 「キューノート SR―S」は高速・確実な配信性能に加え、配信エラーを自動で分析する機能を搭載しており、メールアドレスの間違いなど、エラーの原因に合わせた適切な対応が迅速に行えるようになったという。
 今後は、トランザクションメールはもちろん、導入先企業の販促活動について「キューノート」シリーズを幅広く活用してもらうことで、ニューノーマル時代における顧客接点の強化に繋がる販促ツールとして提案を進めていく考えだ。


■〈「キューノートSR―S」 サービス概要〉

 顧客のメール配信エンジン(MTA)に代わってメールを高速に配信するリレーサーバー。配信性能に優れた独自開発の配信エンジンにより、大量のメールも顧客のメールサーバーからスムーズに受け取り、遅延なく確実にメールを届ける。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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