ハイラインズ(本社東京都、陳海波社長)は、越境ECの販促支援サービスを提供している。中国の代表的なモールである、「天猫(Tモール)」や「網易(コアラ)」に対する販促には特に強みを持つという。
「まずは、出店の仕方からアドバイスを行う。中国は流行が早い。現地での商品のトレンド情報の提供なども支援として行っている」(水田明仁取締役)と話している。
中国EC市場では、大きな販促イベントの際に特別な施策をとる必要があるという。「イベントの際に、従来のサイトのまま販促をしているようでは、物は売れない。販促に合わせたサイト作りを行わないといけない」(同)と話す。
販促において、どのKOL(キー・オピニオン・リーダー、中国のSNSで影響力を持つ人)を使えば効果的か、といった情報提供も行っているという。
同社は、「天猫」や「網易」など、複数の中国のECサイト自動連携できる受発注システムを構築している。同システムは、商品管理から物流管理、顧客管理、購買分析などのレポート機能までの多様な機能を備えている。
日本企業では、オンワード樫山や千趣会などが同社と提携しており、両社はすでに中国市場で売り上げを伸ばしているという。
ハイラインズ/天猫や網易に強み/システム面も自動で連携
記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。