JR東日本/年末の配達増を回避/駅で受け取れるおせちを展開

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 東日本旅客鉄道(JR東日本)は12月30~31日の2日間、東京・品川駅構内にECで予約販売したおせちの受け取りカウンターを設置する。ネットで予約販売したおせちを駅構内で渡すのは初の試み。年末の帰省に合わせたおせちの受け取りを促し、配達増加の影響を避けながら拡販を狙う。
 品川駅内の商業施設「エキュート品川」に、おせちの受け取り専用カウンターを設置する。対象商品は、おせちやカニなど21品目。そのうち、11品目はECサイト「ネットでエキナカ」での予約限定商品となっている。
 JR東日本によると「おせち市場が拡大しているが、物流会社には運べないと言われているとメーカーから聞いている。30日か31日のいつ届くか把握できない顧客もいる。そうした状況下で、駅での受け取りニーズがあると考えた」(事業創造本部)と試みについて説明する。
 販促施策として、早期予約特典を進呈。11月30日までの予約購入者に対し、JR東日本グループの商業施設で利用できるポイントを、1000ポイント(1ポイント1円)を付与した。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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