日本郵便/協業企業2社を採択/輸送や庫内作業に先進技術

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日本郵便は先進技術の活用により、ベルトコンベヤーへの荷物の積み下ろしの自動化を図る

日本郵便は先進技術の活用により、ベルトコンベヤーへの荷物の積み下ろしの自動化を図る

 日本郵便(本社東京都、横山邦男社長、(電)03—3504—4411)は10月15日、物流課題の解決を目的とした計画への参画企業を募る、オープンイノベーションプログラムの採択企業2社を発表した。2社との協業で、先進技術による庫内作業の自動化や拠点間輸送の最適化を目指す。2度目となる「ポスト・ロジテック・イノベーション・プログラム」には70社が応募した。
 Rapyuta Robotics(ラピュタロボティクス、本社東京都、モーハナラージャ・ガジャンCEO)と、エー・スター・クォンタム(本社東京都、船橋弘路社長)を採択した。
 ロボット活用を支援するラピュタロボティクスとの協業では、物流拠点におけるベルトコンベヤーへの荷物の積み下ろしなどの自動化を目指す。倉庫内業務に充てる人員削減を期待している。
 ソフト開発を手掛けるエー・スター・クォンタムとは拠点間輸送の最適化を図る。運送ドライバー不足に対応する考えだ。
 日本郵便は「革新性や協業の意義や実現可能性の観点から2社を選んだ。成果発表会(2月上旬を予定)までの期間を考えても、この2社が最も有力と判断した」(事業開発推進室)と説明する。
 日本郵便は約4カ月後をめどに、2社が持つ先進技術の活用を実現する計画だ。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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