CENTRIC/音声感情解析を研究/熊本大大学院と共同で

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 コールセンター事業を手掛けるCENTRIC(セントリック、本社東京都、山田亮社長、(電)03—6912—5164)は9月26日、熊本大学大学院と共同で、音声感情解析に関する共同研究を9月から開始したと発表した。蓄積したデータをさらに深く分析、新たな知見を探る。顧客満足度の向上や従業員の離職抑制、販促の新たなノウハウにもつながると予想している。
 研究は熊大大学院の有次正義教授と、眞鍋雄貴助教の研究室と共同で始めた。有次教授のビッグデータ解析に関する知見を生かし、セントリックが蓄積した感情パラメータの検証や、顧客・就業者など発話者の感情パラメータを分析する。共同研究は来年3月末まで実施する。
 セントリックが熊本市内に置くコールセンターは、人工知能を活用した人の声を、音(トーン)として捉える「音声感情解析システム」を導入している。話者の感情を解析してスコア化することで、通販事業の解約率減少などKPIの向上に努めてきた。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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