【パートナー向けイベント開催】 Shopify〈マーケ、決済の新機能発表〉

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日本のカントリーマネージャーの王・マーク氏がパートナー強化の方針を説明

日本のカントリーマネージャーの王・マーク氏がパートナー強化の方針を説明

 ECサイト構築システム世界最大手のShopify(ショッピファイ、本社カナダオンタリオ州)は6月27日、パートナー企業向けイベントを開催し、新機能を発表した。マーケティングを管理できる機能や決済手続きを簡素化できる機能を追加。国内のパートナー企業を増加するとともに、導入企業を拡大する方針も発表した。
 パートナー企業向けイベント「Shopify Unite(ショッピファイ・ユナイト)2018 in Japan」は、カナダや米国で開催した国際イベントの日本版。
 ECサイト構築プラットフォーム「Shopify」は、パートナー企業が自由に新しい機能を開発・販売できるマーケットプレイスを持ち、パートナー企業がより多く参加することで、機能がさらに充実する仕組みとなっている。


■マーケ管理機能を追加

 イベントではパートナー企業向けに役立つ情報を解説した。冒頭では駐日カナダ大使のイアン・バーニー氏が、カナダ発の「Shopify」がもたらすグローバルショッピングの価値を紹介。さらに靴下販売のタビオによる導入事例や、新機能を発表した。
 新機能として管理画面上にマーケティング施策を作成、管理できるセクションを追加したと発表。メールマーケティングやSNSマーケティング、広告キャンペーンなどを統合的に管理でき、まとめてレポートを作成できる。次のマーケティング施策を推奨する機能もあるという。
 購入手続きを簡素化できる機能「ダイナミックチェックアウト」も追加した。ユーザーのお気に入りの決済方法を自動表示し、商品ページ上で決済を完了できる。さらに1点商品を買った顧客にもう1点の商品を無料、または割引販売するキャンペーンを手軽に実施できる機能も追加した。


■パートナー拡大狙う

 「Shopify」の機能拡充に加えて、国内においてパートナーエコシステムを強化する方針も紹介した。
 日本カントリーマネージャーの王・マーク氏は、「パートナーが増えればマーチャント(導入企業)が増え、マーチャントが増えればパートナーが増える。パートナーとして活躍するチャンスは今だ」と紹介した。
 物流アウトソーシングサービス「オープンロジ」や会計システム「弥生会計」など外部サービスとの連携も発表。パートナー企業は今後もさらに拡大する見通しだ。

タビオは海外向けのECサイト構築に「Shopify」を採用

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記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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