ゼウス、ルミーズと提携/カードセキュリティ対策強化

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 決済サービスを展開するゼウス(本社東京都、三文字正孝社長、(電)03—3498—9030)は7月2日、決済代行のルミーズ(本社長野県、戸田一行社長)と業務提携したと発表した。ゼウスのEC加盟店向けに、ルミーズが提供するクレジットカード情報の入力に特化したテンキーパッド「SREDKey」を用いたカード情報非保持化サービス「PCI P2PEソリューション」を始めた。
 ルミーズが提供するテンキーパットは、入力されたクレジットカード情報が暗号化され、アプリケーションや伝送経路上で一切復号化されることなく決済センターまで送信される。
 ゼウス側の決済センターとの接続は加盟店の既存システムを利用できる。
 そのため、既存システムを大幅に変更せずにクレジットカード情報の非保持化が実現できるほか、新たにネット回線を準備する必要もなく、導入・運用コストを抑えることができる。
 ゼウスは1994年に設立した国内決済代行事業者で、ECを中心に業種・業態問わず多くの事業者にサービスを提供している。15年には決済サービス利用サイトが1万件を突破している。
 ルミーズは1986年に創業。業種・業界を問わず、5500社以上のサイトに導入実績がある。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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