ベンリー/ワンストップで越境支援/中国向けサイト構築から物流まで

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む
提携しtベンリーの中瀬社長(写真右)とJC Connectの城ヶ原社長

提携しtベンリーの中瀬社長(写真右)とJC Connectの城ヶ原社長

 越境EC物流支援のBENLY(ベンリー、本社東京都、中瀬浩之社長、(電)03―6661―7815)はこのほど、越境ECサイト構築システムを提供するJC Connect(本社東京都、城ヶ原渉社長、(電)03―5287―1850)と提携した。中国向けの越境ECをワンストップで支援できる体制を構築。販売開始から売り上げ拡大までサポートできることで、支援企業の成功確率が高まるとみている。
 JC Connectは中国最大のメッセージアプリ「WeChat(ウィーチャット)」を通したマーケティング支援や、同アプリの企業公式アカウント内に越境ECサイトを構築できる「ShopCN(ショップシーエヌ)」を提供している。
 日本企業が越境EC参入を検討するにあたり、配送や貿易業務に課題を抱えていることが分かり、越境EC物流支援の実績が豊富なベンリーと提携した。
 今回の提携により、中国向けの越境ECを始めたい日本企業が、越境ECサイトの構築からマーケティング、物流まで支援できる体制を構築した。
 JC Connectの城ヶ原社長は、「当社のグループでは『ウィーチャット』のアカウント開設の公式代理店となっている。最近ではインバウンドのために『ウィーチャット』のアカウントを開設する企業より、越境ECのためにアカウントを開設したいという声が増えてきた。当社では『ウィーチャット』内に越境ECサイトを構築できるサービスを提供しているが、物流体制が整っていないと成長できない。今回の提携で体制が整った」と話す。
 ベンリーの中瀬社長は、「中国のEC市場と聞くと大手ECモールへの出店を考える人も多いが、ハードルはかなり高い。売り上げは作れてもマーケティングコストがかさみ、結局は赤字という日本企業もある。中国のユーザーにリーチしやすいのはやはり『ウィーチャット』。認知拡大から販売まで効率的にできる」とみている。
 連携サービスを両社で販売し、日本企業への導入を進めていく。

ワンストップサービスのイメージ

ワンストップサービスのイメージ

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ