トランスコスモス/ネット広告連動型の緊急時サービス/回収コストの大幅削減も

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 コールセンター大手のトランスコスモスは2月にも、独自に開発した広告メニュー「DECAds(デックアズ)」と緊急時対応コールセンターを連動させたサービス「デックアズ エマージェンシー」の提供を開始する。
 デックアズは、ネット広告を経由した顧客に対して、オペレーターやボットがチャットで情報提供やコミュニケーションを行うサービス。
 緊急時対応サービスと連動させることで、製品に不具合があって回収する必要性が生じた際に、「ネット広告を社告の形で出して、そこからリコール窓口のチャットボットページに誘導する。ユーザーが所持する製品がリコールに該当するかどうか、回収をどうするのかなど、すべてデジタル上で解決できる」(デジタルコミュニケーション&コンタクトセンター総括首都圏本部・高橋琢哉本部長)としている。
 リコールの場合、製品の回収率が低いと緊急コールセンターの期間を延長したり、テレビ広告を出したりして費用がかさむケースが多いが、「デジタル広告であれば、回収コストを通常の3分の1から4分の1に抑えることができる」(同)と話す。
 同社の緊急コールセンターは、最短で翌営業日から業務を開始できる。過去2年間の利用実績は約50件としている。価格は個別見積り。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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