日本郵便/海外からの返品配送/まず米国から日本向けに

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 日本郵便(本社東京都、横山邦男社長、(電)03―3504―4411)は12月1日、越境ECで海外に販売した商品の返品配送サービスを開始した。国際物流事業者であるレントングループの仕組みを利用して、まず米国向けに販売した商品を日本に返品配送する。越境EC市場は拡大傾向にあるが、国内の越境EC事業者による日本への返品に対する要望も増加しており、その需要に応える。
 レントングループが提供している海外転送・返品配送プラットフォーム「ZipX(ジップエックス)」を利用する。アマゾンやイーベイなどの海外ECサイトに出品している越境事業者向けに、海外から日本への返品商品を届ける。
 「ZipX」のサイトに登録した後、日本郵便が指定する米国内倉庫住所を取得。当該倉庫住所に荷物を配送指定すれば、日本への返品をサイト上で依頼できる。
 「ZipX」の運賃などは、「ZipX」のサイト上でペイパルを使って決済できる。日本郵便指定の海外倉庫から配送された荷物の追跡状況は、「ZipX」のサイト上で確認できる。
 日本郵便は14年10月、レントングループに出資している。日本への返品は、購入者が簡便な方法で送付できることや、配送料は越境EC事業者が負担することなどが必要不可欠となっている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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