日本郵便/EMSの半額並みに/国際宅配で越境EC支援

 日本郵便(本社東京都、横山邦男社長、(電)03―4504―4411)は10月16日、国際宅配便「ゆうグローバルエクスプレス(UGX)」を使った中国向け越境EC支援サービスを開始した。中国大手の運送会社の日本法人を利用して、安い関税が適用される越境EC総合税で通関するのが特徴。出荷する荷物のサイズや重量により料金は異なるが、現行の国際スピード郵便(EMS)の半額程度でサービスを提供する。


 中国の運送大手、申通快遞の日本法人、申通エクスプレスジャパン(本社東京都、薛立功社長)が提供している、越境EC総合税による通関を利用する。国内EC事業者の商品をUGXで現地の保税倉庫に届け、越境EC総合税で通関して中国全土に配送する。
 アリババや京東などといった中国のECサイトで、すでに商品を販売しているEC事業者を対象にサービスを提供する。
 中国向け越境ECは従来、顧客から注文が入るとEC事業者がEMSなどを使って顧客に直接商品を送っていた。EMSには行郵税という関税がかかっている。
 中国は昨年4月8日に税制制度を変更。越境EC荷物に輸入税制として、行郵税より関税が低い越境EC総合税の適用を始めた。越境EC総合税の適用には、税関への事前登録といったさまざまな条件がある。当該条件の対応にノウハウがある申通エクスプレスと連携することにした。
 料金設定は相対料金となるが、「EMSの半額程度に設定したい」(国際事業部・久田雅嗣担当部長)としている。例えば、東アジアに500グラムの荷物を送った場合、UGXの基本料金は4600円、EMSは1400円だが、新サービスでは「700円程度になる見通し」(同)と言う。

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