フリックフィット/靴の仮想試着システム提供/将来的にEC事業者へも

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 靴のバーチャル試着ができるASPシステムのフリックフィット(本社東京都、廣橋博仁社長、(電)03―6413―8472)は今夏、百貨店向けにサービスの提供を開始する。将来的にEC事業者への提供も視野に入れる。
 同社が提供するサービス「フリックフィット」は、靴の内寸と足の形状を3Dデータ化し、二つのデータをマッチングすることで消費者にフィットする靴をレコメンドするもの。「メーカー以外で靴のデータを保有している例は珍しい」(廣橋社長)と言う。
 足と靴のデータベースを自社のクラウド上に持つ。現在までに8000~9000種類の靴のデータを計測し、約5000人分の足型データを保有している。5月に靴のデータ計測を行うセンターを設け、データの蓄積を加速し、マッチングの精度を高めていく。
 今夏をめどに百貨店など実店舗に計測器の設置を開始する。「20年までに国内1000カ所、世界2万カ所への設置を目指す」(同)としている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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