ecbeing/PCIDSSに準拠/2システムの対応は国内初

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 ecbeing(イーシービーイング、本社東京都、林雅也社長、(電)03―3486―2631)は4月13日、ECサイト構築システムがクレジットカードに関する国際基準「PCIDSS」に準拠したと発表した。パッケージ版とSaaS版の両システムを対応したのは国内初だという。セキュリティー環境を強化することで、導入企業の拡大を図る。
 4月7日に中堅大手企業向けECサイト構築システム「ecbeing(イーシービーイング)」のパッケージ版とSaaS版において、「PCIDSS」に準拠した。国内ではSaaS型のECサイト構築システム「ebisumart(エビスマート)」がPCIDSSへ準拠する計画を発表しているが、ecbeingが先行して準拠した。「当社の調査では、ECサイト構築パッケージとSaaSの両方をPCIDSSに対応したのは国内初の取り組み」(事業推進部)と話す。
 経済産業省は昨年2月、クレジットカード取引におけるセキュリティー強化策を発表。EC事業者には18年3月までに、「PCIDSS」に準拠するか、クレジットカード情報を保持しない仕組みにするか、どちらかの対策を講じることを求めている。
 ecbeingはすでにクレジットカード情報を保持しない「トークン決済」には対応していた。今回、PCIDSSに準拠したことで、経産省が求める二つのセキュリティー環境に対応できる体制を構築した。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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