【アフターコロナでも成長する食品EC企業】 希少性、オフラインが鍵/業界トップから成長戦略を聞く(2024年2月29日号)

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 「アフターコロナでも成長を続ける食品EC企業の特徴は何なのか」─。成長企業を取材する中で、「ここでしか買えないという希少性」「オフライン展開」という二つのキーワードが見えてきた。オフライン展開も、ただポップアップストアを開設するだけではなく、そこに人が集まる自然な導線作りが重要となる。日本ネット経済新聞では、「菓子」「海産物」「飲料」「百貨店」など食品を取り扱う各業界のトップ企業にインタビューを実施した。各社の取り組みから、今後の食品ECの成長戦略が見えてくる。

 23年は多くの企業がオフライン展開に注力した。だが、企業の中には、ただ駅や商業施設でポップアップストアを開設したり、やみくもに実店舗で集客施策を実施していることが多い印象を受ける。
 実際に取材してみると、「23年は頻繁にポップアップストアを開設したが、想定よりも顧客を獲得できなかった」と嘆く声を多く聞いた。
 当然だが、企業はどれだけ購入につながったかをKPIに設定している。オフライン展開で効果的に多くの顧客獲得に成功した企業として、ケーキのECモールを運営するCake.jp(ケーキジェーピー)がある。

(続きは、「日本ネット経済新聞」2月29日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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