ネットショップ支援室/レビュー執筆者への特典付与を自動化

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新たに提供を開始した「レビューのチカラ」

新たに提供を開始した「レビューのチカラ」

EC支援サービスを展開するネットショップ支援室(本社福井県、泉成人社長、(電)0776―22―8838)は12月1日、楽天市場が「レビューを書いたら送料無料」などの販促施策を禁止することを受け、新サービス「レビューのチカラ」の提供を開始した。楽天市場で認められている「レビュー執筆者に対する次回以降の特典付与」を自動化できるサービスだ。購入者にレビューの執筆を促したい楽天出店者に導入を図っていく。
 楽天は11月12日、「みんなのレビューに関するガイドライン」の一部を改定した。改定ガイドラインでは、店舗が「レビューを書いたら送料無料」などレビュー投稿を条件に、購入者に特典を付与する施策を禁止した。15年中は移行期間として、16年から禁止規定を店舗に順守させたい考えだ。
 ただ、改定ガイドラインでは、レビュー執筆者の次回以降の購入に対して特典を付与することは認められている。店舗は商品発送時に、レビューを書いてくれれば次回以降の購入で使える「送料無料」や「商品割引」のクーポンを付与する旨の案内を同梱し、レビュー投稿を促すことが可能だという。
 「スタッフが目視で確認し、投稿されたレビューと購入者のデータをひも付けすることも可能だが、その作業負担は大きすぎる。当社の『レビューのチカラ』を導入すれば、レビューと顧客データのひも付けから、特典付与のメール配信までを自動化できる。ルール改定でレビュー施策に悩む店舗さまにぜひ活用していただきたい」(泉社長)と話す。
 「レビューのチカラ」の初期費用は3万円(税別)、月額費用は2万9800円(税別)だ。現在実施しているキャンペーン中に申し込んだ店舗には、初期費用1万円(税別)、月額1万9800円(税別)で提供している。
 「申し込みから最短3営業日でサービスを稼働させることができる。ただ、現在は申し込みが殺到しており、稼働まで時間がかかるかもしれない。年内に稼働させたい店舗は早めに申し込んでほしい」(同)と話す。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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