〈SNS大手2社〉 中小企業向け支援を強化/広告活用した効果事例を訴求

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む
FBの中小企業向けイベントの様子

FBの中小企業向けイベントの様子

SNS大手のTwitter Japan(ツイッター)とFacebook Japan(FB)が、中小企業向けの支援サービスを強化している。両社とも、中小企業が活用しやすい広告サービスを提案。活用した事業者の事例も紹介しながら、効果的な広告手法であることを訴求して普及を狙っている。

リアルタイムに広告配信

 ツイッターは1年前から、「Yahoo!プロモーション広告」でIDを持つ広告主が、ツイッターで広告を出稿できるサービスを提供してきた。
 より多くの事業者にツイッター広告の活用を拡大させるため、11月18日からは「Yahoo!プロモーション広告」のIDがなくても、ツイッターで事業者がIDを作成し、広告が出稿できるようにした。
 料金はクリック単位の成果報酬制で、最低出稿金額はない。「費用をかけるほど広告が表示されるのではなく、その広告がクリックされた率などを集計した『品質スコア』が高い広告が表示されやすい仕組みとした。多くの中小企業が効果を出している」(オンラインセールス・古屋輝周氏)という。
 ユーザーのツイート内容、フォロワーとなっている人物、検索ワードなどでセグメントでき、よりターゲティングされた広告がリアルタイムで出稿できるのが強みだ。
 ファッション通販では、販売する服のテイストに合った有名人をフォローしているユーザーに向けて広告を出稿するなどして、成果につなげている。プリンターインクの通販では、「インク切れ」などとツイートしたユーザーにインクを翌日配送する広告を出稿する手法も効果的だという。
 バイクの買取販売サイトでは、広告を見たユーザーがバイク名をリプライすると買取金額の目安を返信するなど、双方向のツイートを実施。将来的にバイクを売りたいと考えているユーザーによるお気に入り登録やフォローが拡大している。

(続きは日本ネット経済新聞 11月26日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ