【アージュセルビス 本田正治社長】 創業20周年、企業理念を広げ組織拡大目指す(2023年10月26日号)

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 乳酸菌加工食品「マナヴィー」を主力商材に展開するアージュセルビス(本社大阪府、本田正治社長)は23年9月1日にネットワークビジネス(NB)事業「ASC」開始20周年を迎えた。11月3日には記念式典「ASC 20th Anniversary ~A Moment of Change 変革の瞬間~」を開催する。19年に策定した中期経営計画「ASCビジョン2025」に基づき、今年5月には、主力の「マナヴィー」をバージョンアップしたほか、9月に報酬プランを一部改定するなど、組織拡大に向けた動きが活発だ。本田社長に創業20周年を迎えた思いと今後の方向性について聞いた。

 ─今年9月1日で創業から20年が経過した。
 会員や関係者に支えられて本当にありがたいと感じている。1~3年でなくなってしまう企業が多い。私自身もフィールドで活動していた当時、主宰会社の都合で仕事を失うという経験をした。ASC事業を開始した時から、「今まで会員として活動してきて、良かったことを集め、嫌だったことはやめる」という思いで取り組んできた。嫌なことを経験した人が組織から離れると、ネットワークビジネスのことを悪く周囲に伝えてしまう。当社はそのような状況を生み出したくない。
 起業した当初は、こんな高い原価のサプリメントを販売して、報酬を支払っていたら、1年も持たないと言われていた。
 製品のGMP認証マークを取得し、原料の配合量においても、メーカーから信頼を得られるようになった。その成果として、美容液「C―28クレッシュー」と保湿乳液「エモリエントミルク」に配合しているヒト幹細胞培養液は、再生医療関連製品の製造販売を手掛ける、東証プライム上場のフコクが国内で製造しているということを明記できている。
 ─創業時にビジョンとして掲げた計画の実現については。
 20年の間に、社会のさまざまな仕組みのなかで、解決されていることも多い。例えば、サプリメントが、特定保健用食品や機能性表示食品として販売できるようになるなど大きく変化した。

(続きは、「日本流通産業新聞」10月26日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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