【CREAVEL 吉田光良社長】人道支援団体から受章、がん予防啓発進める(2023年7月6日号)

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吉田光良社長

吉田光良社長

 化粧品や健康食品をネットワークビジネス(NB)で展開するCREAVEL(クレアヴェル、本社大阪府、吉田光良社長)の吉田社長はこのほど、オーストリア・アルベルト・シュバイツァー協会(OASG)から、「アルベルト・シュバイツァー章・メリットメダル」を受章した=写真は受章のようす。教育、医療などで人道支援を行うOASGが、団体に対して献身的な貢献があった人を対象に表彰するものだという。これまでに、最高章は、聖路加病院の故日野原重明氏や元首相、各界の重鎮などが受章している。今回は、国際貢献や高度医療技術の開発に取り組んできた(公財)佐賀国際重粒子線がん治療財団の名誉理事長で、千葉大学がんセンターの所長なども務めた中川原章氏が、国際貢献や人道支援、医学界での功績、普及活動が称えられ、「功労賞クロス」を受章したという。受章を機に、「がん予防などの啓発を進めていきたい」と話す吉田社長に話を聞いた。

 ─アルベルト・シュバイツァー章を受章したと聞くが。
 吉田 オーストリア・アルベルト・シュバイツァー協会(OASG)から、「アルベルト・シュバイツァー章・メリットメダル」をいただいた。これまでに、最高位の「最高章」「功労章クロスメダル」は、最先端の医学研究者や、社会貢献で名高い俳優などが受章してきたと聞いている。日本で今年受章したのは、功労章クロスは一人、メリットメダルは私を含め数人だ。そうそうたる方々とともに受賞させていただいたということで、身の引き締まる思いだ。
 OASGからは、「吉田さんが人知れず、人道支援を行ってこられたことに対して、感謝の勲章を贈る。これからも一層取り組んでいただき、また、第一線の医学界ともかかわりながら、社会貢献されることを願っている」というありがたい言葉もいただいている。
 ─受章を機に思うところはあるか。
 吉田 私自身も、より社会に積極的に貢献していくべきだという思いを改めて強くした。
 身近な人に、がんで苦しむ人がいたこともあり、がんの予防につながる健康知識の啓発に、しっかりと取り組んでいくべきだと考えている。
 当社では以前から、高名な医学研究者の方や、現役高級官僚の方などを招き、「本当の医学知識」などについて話していただく講演会を開催してきた。こうした取り組みをより活発化していきたい。
 ─健康に関する知識が不十分な人が多いということか。
 吉田 その通りだ。例えば、がん一つとっても、すべてのがんを同じように捉える人が多いという風に感じる。実際には、ウイルスが原因でなるがんもあれば、遺伝が原因のがんもある。もっというと、予防が可能ながんもあれば、有効な予防の方法が医学的に確立されていないがんもある。こうした基礎的な知識を持っているか否かで、日常の暮らし方が大きく変わるだろうし、救える命もあると考えている。
 ─予防が可能ながんとは。
 吉田 一番分かりやすいのは胃がんだ。胃がんの原因の大半はピロリ菌感染だといわれている。逆にいえば、ピロリ菌の除菌をしておけば、胃がんのリスクを大きく抑えることができる。がんは一度罹患すると、転移してしまうケースが少なくない。抑えられるがんは、事前の備えや、日々の生活の改善によって、抑えておくべきだろう。食生活のあり方を一つ見直すだけでも、リスクを低減することはできる。「抗酸化」の意味すら理解できていない人がまだまだ多い。こうした知識を、専門家の力も借りながら、初心にかえって啓発していければと思っている。健康に関する知識をしっかりと持っている人と、そうでない人に二極化しているように感じる。「本物の知識」を普及・浸透していくことによって、かからなくていい病気にかかったり、しなくていい苦労をしたりする人を減らしていきたい。
 ─NBの事業で取り組んでいくことについても考えを聞かせてほしい。
 吉田 当社のNBでは、プラセンタなどを配合したサプリメント「プラヴィアス」(メーカー希望小売価格税込2万円)と、プラセンタやクロノゲンを配合した美容液「リアージュ」(同)の2品を扱っている。こうした化粧品・健康食品については、最高の商品になるよう、最先端の研究成果などを踏まえながら、バージョンアップをしていきたいと考えている。「プラヴィアス」については今年中のバージョンアップを予定している。
 時代を取り巻く状況も日々変わっている。変化する環境の中で、求められる製品の姿を追求していきたい。原点回帰とリブランディングに取り組んでいきたいと考えている。バージョンアップを重ねることによって、人々の健康や美容への貢献度をさらに高め、当社の理想とする製品にさらに近づけていきたいと考えている。

「アルベルト・シュバイツァー章」を受章した吉田光良社長(写真右)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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