【LeoSizeDesign 松本守正代表取締役】 思い切った戦略を投じてまい進(2023年6月22日号)

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 クラスター浸透水「サイズダウン」などをネットワークビジネス(NB)で展開するLeoSizeDesign(レオサイズデザイン、本社東京都、松本守正社長)は今年で4期目を迎える。創業以来、順調に売り上げを伸ばし、23年3月期の売上高は10億円となった。将来の成長を見越して布石を打ってきたが、今期は思い切った戦略を投じていくという。松本社長に、今後の展開などについて話を聞いた。

 ─前期の売上高について。
 23年3月期の売上高は、前期比25%増の10億円となった。初年度は6億円、2年目は8億円と順調に成長している。
 前期の成長要因はいくつかある。
 一つは、ボーナスとは別にタイトル昇格者に対して報酬を付与したことだ。タイトルごとに報酬額は異なる。タイトルが上位に昇格するほど金額を増やした。これがモチベーションとなり、タイトル昇格に取り組む会員が増えて、売り上げが増加した。
 二つ目は、高い商品力という点だろう。当社は良くも悪くもビジネスとして活動する人が他のNB主宰企業に比べて少ない。
 商品が良いというところが愛用者を増やし、供給がずっと続いた。特に、主力製品である「サイズダウン」は大きく伸びた。
 愛用者が増えるのと並行して、「サイズダウン」を日常的に飲用する人が増えたことで使用量も増えた。結果、一人当たりの購入数が増え、継続率も飛躍的に伸びた。
 ─新商品としてNMN商材を投入した理由は。
 もともと、NMNを配合した商材は展開するつもりだった。しかし、原価が非常に高いことがネックとなり、上市のタイミングを見計らっていた。
 原料価格などが落ち着いてきたこともあり、23年4月1日に、新製品としてNMNを配合したサプリメント「SizeDownSupplement(サイズダウン・サプリメント)」の販売を開始した。
 当社の主力製品は水なので、相性の良さという点も考慮している。
 ─4年目を迎える今期の戦略は。
 思い切った戦略を投じるつもりだ。
 主力製品のクラスター浸透水「サイズダウン」と、NMNのサプリメントをセットにした「SizeDownPremium(サイズダウン・プレミアム)」を前面に押し出して展開していくことだ。
 他にも販売製品もあるが、サイズダウン・プレミアム一本で勝負するくらいの気持ちでいく。
 期的に実施していた販促キャンペーンは少なくする。
 その代わりに、常時ポイントを付与する仕組みを導入した。例えば、会員登録時に発生する、登録費用はトータルで2万2000円。この登録時に1万3000ポイントを付与する。また、毎月のオートシップ費用(送料込)の1万5000円にも1万3000ポイントを付与するなどだ。
 これまで、ポイント付与は1万だったが、3000ポイント上乗せした。この上乗せ分が、定期的に展開する販促キャンペーンと同じ意味合いを持つようにした。
 こうした施策が、吉と出るか凶と出るかは今後はっきりするだろう。しかし、私が従来から考えている「会員全員がハッピーになる」という土台を作るには最良の施策だと思っている。
 当社は製品の愛用者が多い。こうした愛用者にとっても、ビジネスへのハードルを下げることで、より好循環が生まれると判断している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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