【アマーレグローバル ジャレッド・ターナーCEO ガブリエル・サンチェスセールスプレジデント】 5年以内に売上高10億ドル企業に(2023年4月6日号)

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 22年9月にカイアニ(本社米国アイダホ州)を経営統合したアマーレグローバル(本社米国カリフォルニア州)のジャレッド・ターナーCEOと、ガブリエル・サンチェス セールスプレジデントがこのほど、カイアニジャパンのビジネスパートナー(会員)へのセミナーを開催するために来日した。そこで、ターナーCEOとサンチェス セールスプレジデントにアマーレの概要と今後の日本での展開について聞いた。

 ─ジャレッド・ターナー氏がアマーレグローバルに入社した経緯は。
 ジャレッド・ターナーCEO(以下ターナー) ミッションの「メンタルウェルネス」に惹かれて入社した。初年度で売上高は106%増を達成した。
 ─カイアニを経営統合した理由は。
 ターナー アマーレはこれまで米国、メキシコ、カナダの3カ国のみの展開だった。22年9月、カイアニの創設者と価値観がとても合い、カイアニが日本を含め世界50カ国に進出していることも重要だったため、パートナーシップを結んだ。
 ─製品の特徴は。
 ターナー セカンドブレイン(第二の脳)と呼ばれている腸の健康をサポートするサプリメントだ。また、マイクロバイオーム(微生物叢)に働きかけることによって、脳にも健康をもたらすことが特徴だ。
 ガブリエル・サンチェス セールスプレジデント(以下サンチェス) 当社のプロバイオティクスの特徴は、強い菌のみを選んでいくつか組み合わせることによって、ホルモンバランスを調整することができることだ。
 ─創設者のヘップ・トラン氏はどのような人物か。
 ターナー ヘップ・トランは、ペイメント・ビジネス会社を創設し大成功して売却した後に、メンタルウェルネスに着目してアマーレを18年に設立した。企業名のアマーレは「愛する」という意味だ。われわれのミッションも世界中に愛を届けることだ。
 ─会員数は。
 ターナー 毎月のアクティブ会員は12万人だ。今回のカイアニとの統合により、ビジネスメンバーは14万人、月間の新規会員登録数は2万1000人と、約3倍近くに増えた。
 ─売り上げ規模はどうか。
 ターナー カイアニの方が3倍大きかった。カイアニの年間売上高は約1億5000万ドルだった。一方、アマーレは5000万ドルだ。
 ─アマーレとカイアニの統合のスケジュールについて。
 サンチェス 今年9月までにすべてアマーレグローバルに統合する。報酬プランにおいては、アジアや日本はしばらくはカイアニの報酬プランを続ける。
 ─9月に日本市場でもアマーレの製品を投入する予定か。
 ターナー そうだ。日本ではまずはNFR(個人輸入)で開始する。また、2カ月前から日本のフォーミュラ(OTG)の登録手続きも進めている。
 ─今期の戦略は。
 ターナー 23年のスローガンは「ONE」だ。一つの会社、一つの目的、一つのコミュニティだ。カイアニの会員構成比率は80%がビジネスメンバーで、20%がカスタマー。一方、アマーレは正反対の比率だ。従って、この二つを組み合わせることによってとてもいいバランスになるだろう。そして、アマーレを5年以内に10億ドルの売り上げ規模の企業に成長させることが目標だ。


<プロフィール>
ジャレッド・ターナー(写真右)
 米国ユタ州生まれ、南米育ち。国際ビジネスの弁護士として6年間活動する。ヤング・リビングの立ち上げに携わり、その後プレジデントと最高執行責任者として20年8月まで務めた。売上高22億ドル規模の会社に成長させた。

ガブリエル・サンチェス(写真左)
 南メキシコ生まれ。米国の国際法律事務所に勤務。ターナーCEOと出会い、15年にヤング・リビングに参画。ラテンアメリカ市場の責任者を務め、世界第2位の4億ドルまでにけん引した。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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