【日本ベスト 真壁孝仁社長】リアルとオンラインのハイブリッド展開がさらなる成長に(2023年3月16日号)

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 健康食品や美容機器などをネットワークビジネス(NB)で販売する日本ベスト(本社神奈川県、真壁孝仁社長)は、リアルでの講演会の展開を強化している。同社ではコロナ禍において、講演会・説明会などのオンライン化を積極的に進めてきた。リアルとオンラインのハイブリッドな展開が、さらなる成長につながりそうだ。同社の真壁社長に話を聞いた。

 ─最近の展開について聞きたい。
 真壁 昨年の10月から、リアルの社長講演会を再開した。リアルの講演会には、100人以上が参加している。リアルの講演会では、聴衆のリアクションも分かりやすい。中には、感動のあまり泣き出す人もいる。新型コロナが5類に移行することもあり、月1回、日本のどこかで、リアルの社長講演会を開催していきたい。
 コロナ禍においては、商品説明会や社長講演会を、月2回のペースで、オンラインで開催してきた。オンライン講演会には、200人程度が参加していた。
 ─社長講演会ではどのような話をするのか。
 真壁 私の講演会では、商品やプランの話は一切しない。「僕の好きな人には幸せになってもらいたい。そのために、僕をあなたのビジネスパートナーにしてください」といったことをお話しするようにしている。どんなに良い商品・良いプランであったとしても、結局うまくいくかどうかは、そこに携わる人で決まると考えるからだ。
 ─昨春、リアルで販社会を開催したと聞くが。
 真壁 22年4月に、販社会をリアルで開催、約300人が参加した。この販社会では、業界初の新発想のアプリを発表した。
 ─どのようなアプリか。
 真壁 一言でいえば、「人応援アプリ」だ。日本ベストの会員だけが登録できる。登録した人が、応援したい人や店などを、アプリを通じて発信できる。口コミを仕組み化するサービスだ。「どうせなら、信頼できる、日本ベストの会員が薦めるところのものを使おう」といった輪が広がっていく仕組みになっている。
 ─御社では、耐久財と消耗品の両方を展開しているが、現在の売れ行きは。
 真壁 当社では、耐久財をAプラン、消耗品をBプランで展開している。耐久財については、実際に体験してから購入していただくようにしている関係もあり、コロナ禍においては展開しにくい部分があった。そのため、消耗品のBプランの方が伸びている。
 ─今後の見通しについても聞きたい。
 真壁 これから、NBは黄金期を迎えると考えている。コロナ禍の影響で、大企業を含め傷ついている。そんな中、NBは、敗者復活、弱者救済ができるビジネスだ。誰でも就業できるチャンスがあり、終身、元気に取り組める。年齢・性別・学歴も一切関係ない。これからは、NBしかないと自信を持って言える。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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