【フォーデイズ 和田佳子社長】 〈22年3月期売上高は325億円の見通し〉目的を明確にしたイベントを開催していく(2022年4月28日・5月5日合併号)

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 フォーデイズ(本社東京都)の22年3月期決算の売上高は、前期比1%減の325億円の見通しだという。主力の核酸ドリンク「ナチュラル DNコラーゲン」を中心に、健康食品が好調に推移している。23年3月期は?ウィズコロナ?を見据えて、目的を明確にしたイベントを開催していく考えだ。また20年以上にわたる核酸製品の研究開発を通して、物づくりに対する真摯な姿勢を伝え続けていくとしている。

■イベント等をセグメント化し合理的な動員を行う

 ─22年3月期決算の業績見通しについて。
 売上高は前期比1%減の325億円の見通しだ。会員数は25万人。健康食品は、21年2月にバージョンアップ発売した核酸ドリンク「ナチュラル DNコラーゲン」を中心に、好調に推移している。化粧品は、3種類のヒト幹細胞培養液を配合した美容液「ムーサ エッセンス ステム」を、会員の皆さんが購入しやすくなるよう値下げしたこともあり、微減となった。コロナ禍が続いているため、とくに高齢の方は外出を控えていて「何となく化粧をする気分にならない」といった心理的な一因もあると思う。
 ─23年3月期に展開する施策は。
 やはり今期も”ウィズコロナ”がテーマになる。感染対策を万全にした上で、それぞれの目的を明確にしたセミナーやイベント等を企画したいと考えている。製品について知りたい方向け、仕事として取り組みたい方向けなど、合理的にセグメント化することで会員さんも動員しやすくなるだろう。時間も短縮でき、感染対策にもつながる。


■現場が活動しやすくなるよう真摯に取り組み続ける

 ─新規会員を獲得するためには、どのような取り組みが必要と考えるか。
 会社としては、会員さんに信頼していただける「製品」作りに、真摯に取り組み続けたい。具体例を挙げるなら、主力の核酸ドリンクは「フォーデイズ岐阜工場」で製造しており、このほど健康食品GMP(適正製造規範)を取得した。このように、より安全で安心な製品をお届けすることで、企業としての信用を高めていきたい。
 現場においては、フォーデイズを伝えていただく会員さんが、新規顧客と信頼関係を基盤としたビジネスが推進できるようにサポートしている。例えば「6人会」という6人程度の小規模な集まりに対して、サンプルやグッズなどを提供して応援させていただいている。
 会員さんの人柄が魅力的であればあるほど、またグループの仲間たちが楽しそうに活動していればいるほど、ネットワークビジネスにあまり良いイメージを持っていない人にも、「このリーダーが言うなら信頼できる」「このコミュニティに参加したい」と魅力が伝わりやすくなるだろう。
 それぞれの現場でビジネスを進めやすくなるよう、トレーニングやツールも充実させていきたい。


■若年層が楽しくなるような製品シリーズを強化していく

 ─今期の製品戦略は。

(続きは、「日本流通産業新聞」」4月28日・5月5日合併号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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