【モデーアジャパン 大井盛夫社長】 新しいビジネススタイル提供を計画 (2022年1月27日号)

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 モデーアジャパン(本社東京都、大井盛夫社長)の21年12月期は、インスタグラムに投稿する「フォトコンテスト」が好評で、新規顧客がモデーアを知る機会となっている。新たな腸活サプリが主力製品に匹敵するほどの売れ行きだった。22年は、「カスタマーエクスペリエンスの向上」「新しいビジネススタイルの提供」「報酬プランの改定」─の三つを実施する。

 ─21年12月期における売上高の見込みは。
 コロナ禍においてもうまくいっている。物流の滞りなどが発生したが、ほぼ計画通りに推移した。
 ─21年12月期の新規カスタマー数と新規ソーシャルマーケター数の推移はどうだったか。
 新規ソーシャルマーケター数は対前年比でみると、多少増えている。カスタマーの新規登録数は数%下がった。
 ─20年11月から「フォトコンテスト」を頻繁に実施してきた。その成果は。
 21年12月26日までに第6回目のフォトコンテストを実施中だ。第3回目から、新規登録のカスタマーには、「40%オフのクーポン」のプレゼントを開始した。テーマが分かりやすかったため投稿数も多く(投稿数5000件以上、ページビュー15万以上)、2カ月弱の期間で新規カスタマー数が約300人、新規の売り上げが1000万円近くになった。
 第4・5回は実施期間こそ短かったが、新規カスタマー数は200人以上、売り上げも500万~600万円で推移した。第6回目までにソーシャルマーケターのコンテスト参加者も900人に増えている。
 新しい顧客がモデーアに触れる機会を提供していくという流れができ、定着してきた。22年も継続して実施していきたい。また、コンバージョンレート(CVR、訪問者から製品購入に至った割合)を高めていく。


■腸活サプリが好調

 ─3月に発売した大型製品の腸活サプリ「アクシス トレバイオティック」の売れ行き状況は。
 21年の主力製品となっており好調だ。その要因は、「腸活=身体全体の闘う力をサポートする」ということを、ソーシャルマーケターへのトレーニングで浸透させたことで、健康意識が高まっている今の時代のニーズに合った。
 また、処方的に一歩進んだ3in1処方(プロバイオティクスの乳酸菌、プレバイオティクスのオリゴ糖、ポストバイオティクスの酵母を配合)が、差別化した特長として伝えやすかったと思う。
 ─ビジネスサポートプランについて。プロモーターボーナス&アクティブカスタマーカウントを変更した(ブロンズ、シルバー、ゴールドの受給率アップ、達成条件を5人から1人に)。
 先に述べた、新規カスタマー数が微減したというのは、このアクティブカスタマーの達成条件を5人から1人に変更したため、減少することは見込んでいた。しかし、新規顧客から初回購入で得られるボーナスと、2回目以降の購入(リオーダー)で獲得できるボーナスを統一したため、伝え方がシンプルになった。
 ─5月から開始した「カスタマーポイント自動振替シニアサービス」はどうか。

(続きは、「日本流通産業新聞」1月27日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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