【国際漢方研究所 眞子達男会長兼社長】 高齢者が元気な団体を作っていきたい (2022年1月20日号)

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 1989年の創業以来、健康飲料「美露仙寿(メイルセンジュ)」を販売する国際漢方研究所(本社東京都、眞子達男会長兼社長)は、高齢者が喜んで参加できるビジネスを推進していくという。眞子会長兼社長に話を聞いた。

 ─21年4月に子会社2社を統合したがその後の状況は。
 国際友好交易が4月1日付で、子会社である、飲料製造会社、国際漢方研究所など2社を吸収合併して、今の形になった。国際友好交易の社名を「株式会社国際漢方研究所」に変更した。3社が統合し、非常にすっきりした形になった。開発したオリジナル商品の売れ行きも伸びている。
 ─開発したオリジナル商品とは。
 例えば、犬用の栄養補完食品「わんわんさぷり」がある。これは、当社の主力製品である「美露仙寿(めいるせんじゅ)」の搾りかすから生まれた商品だ。「美露仙寿」には漢方のさまざまな有用成分を抽出し配合しているが、その搾りかすにも有用成分は残っている。これを有効利用しようという発想の商品だ。人用に製品を開発しようとすると、賦形剤を入れる必要が出てくるが、犬用の「わんわんさぷり」では、賦形剤を使わずに製品化できている。楽天市場などでも販売しており好評だ。
 ─他にもオリジナル商品はあるか。
 「美露仙寿」の搾りかすを活用したジャムも開発している。こちらは人用の商品だ。近々、リニューアル発売する予定だ。糖分として、砂糖ではなくてんさい糖を使っているのが特徴だ。こちらも?自然派?の商品となっている。私自身も食べているが、とてもおいしい。
 ─「国際友好交易」として展開していたネットワークビジネスの現状は。
 会員の高齢化が進んでおり、60代、70代、80代の人も多い。中には90代でバリバリ頑張っておられる会員もいる。とかく会員の高齢化というと、悪いことのように捉える人がいるが、私は、とても良いことだと思っている。80歳になっても、90歳になっても、仕事ができて、収入が得られるというのは、よいことではないか。95歳のある会員は、山口県から福岡県への移動を繰り返しながらビジネスに取り組んでいる。電話で話しだすと1時間止まらないほどお元気だ。
 高齢者が元気な団体を作り、業界のイメージを変えていきたい。高齢者に喜ばれるネットワークビジネスを目指していく。
 何も、無理やり商品を買わせるわけではない。一つ商品を購入すれば、誰でも何歳でもビジネスに参加できる、それが国際漢方研究所だ。
 ─最近のトピックスは。
 21年4月に、日本赤十字社熊本健康管理センターの名誉所長を務めておられる小山和作先生に、当社の顧問になっていただいた。先生自身、20年前から「美露仙寿」を飲んでおられるのだが、驚くような体験をされているという。
 当社としては今後も、免疫力の大切さの啓もうを続けていきたい。地味かもしれないが、独立独歩で歩んでいきたいと思っている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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