【ドリーム 黒川晴子取締役】 〈新ブランド「さくらびと」を発足〉日本の伝統工芸の技をお届けしたい

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 美容・健康をコンセプトに通販向け商品を開発するドリーム(本社愛知県、大橋秀男社長、(電)052―930―6162)はこのほど、日本の伝統工芸の職人技で作る縁起物をコンセプトにした新ブランド「さくらびと」を立ち上げた。第1弾商品として、福井県越前市に伝わる「越前和紙」を用いた財布「越前和紙と鹿革の福来お札入れ」を発売している。同ブランドの責任者で黒川晴子取締役に、ブランド開発の背景や今後の事業展開について聞いた。

 ─「さくらびと」を立ち上げた背景は。
 私は三重県の伊勢志摩が地元です。帰省するたびに地域の伝統的な風習や言い伝えなどが受け継がれている様子に触れ、これをもっと大切にしたいと考えていた。
 日本の伝統を継承していくためには、「伝統工芸士」の存在が重要であると考えた。「伝統工芸士」は職人のため、ネットで検索してもなかなか連絡を取ることが難しかった。紹介をたどっていく中で、福井県の「七人の工芸サムライ」を取り仕切っている方と出会うことができたのがスタートになった。
 ─第1弾となる商品について聞きたい。
 越前市にある「越前和紙の里」に工房を構える伝統工芸士・柳瀬晴夫さん(やなせ和紙)の技によって、1枚ずつ丁寧に手すきした上質な和紙を用いた。越前和紙と紙幣が隣り合うようにデザインした。

(続きは、「日本流通産業新聞」」4月15日号で)

九谷焼の伝統工芸士・高聡文さんの「神よ出づる 打ち出の小づち」

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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