【メッドコミュニケーションズ 佐々木洋寧社長】 グループ全体で初の100億円超え

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リフォーム訪販のメッドコミュニケーションズ(本社東京都、佐々木洋寧社長)の20年12月期の売上高は前期比11・3%増の59億円だった。メッドコミュニケーションズを傘下に持つネクステージグループ全体の売上高は105億円となり、初めてグループ年商が100億円を突破した。今後は採用をさらに強化し、支店の開設も進めるというメッドコミュニケーションズの佐々木社長に、増収の要因と21年の展開について聞いた。

■コロナ禍で変化に柔軟に

 ─増収の要因は何か。
 コロナ禍の厳しい状況の中だったが、社員全員でアイデアを出し合うことにより、ニーズの変化をうまく捉えることができた。「景気がいいと企業が伸び、不況になると人が伸びる」といわれる。コロナだからといって思考が停止するようでは困る。社員全員が、誰かのせいにするのではなく、自分のこととして問題を捉え、切り抜けてくれたことが大きかった。
 コロナ禍の具体的な変化としては例えば、外出自粛やテレワークの導入が進み、太陽光発電や蓄電池を購入する上で決定権を持つ男性のお客さまの在宅率が増加したことがある。その分、前年に比べて、太陽光発電や蓄電池の受注率が高まった。
 コロナの感染への不安から、対面での接客や営業が敬遠される傾向はあった。お客さまへのアポイントメントの取得率自体も低下する傾向にあった。
 アポイントの取得率の低下を補うため、アポイントを取るための電話発信数を増やした。その結果、前年並みのアポイント取得数を維持することができた。

(続きは、「日本流通産業新聞」」4月15日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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