【〈訪販〉トップインタビュー】 エックスワン 市村智樹社長/21年はデジタル戦略を加速

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 ヒト幹細胞培養液配合化粧品などのネットワークビジネス(NB)を展開するエックスワン(本社東京都)の市村智樹社長は、21年の展開について、「コロナ禍の20年に培った、デジタルによる情報発信を強化する」と言う。デジタルの情報発信を拡充することによって「ブランド認知と会員獲得の施策を強化する」と話す。市村社長に、20年を振り返ってもらうとともに、21年の抱負について聞いた。

■会員支援の施策

 ─20年のコロナの影響について聞きたい。
 正直なところ、「人に会うのが難しい」という状況によるマイナスの影響はあった。当社のNBの売り上げにも若干影響したが、なんとか維持している状況だ。
 「会えない」ため新規会員の獲得が思うように進まない点はデメリットだった。Zoomで入会を提案する取り組みも行っているが、コロナ前と比べると、入会者数は鈍化している。
 20年は、新規会員獲得の施策として、大型のキャンペーンを複数実施した。10月は、エックスワン創立33周年として、製品の購入価格を33%引きにするキャンペーンも行った。11月には、バイナリープラン「エックスツーバード(以下ツーバード)」の2周年記念として、オートシップ会員全員に、ドリンクの製品1箱20本セットを、無料でプレゼントした。
 ─デジタル活用は進んでいるか。
 Zoomを活用して、エックスワンの製品やビジネスモデルの説明を行っている。時間や場所を選ばずに情報発信できる点は、会社にとっても会員にとっても大きなメリットとなっている。
 コロナ前は、東京や大阪、福岡などの主要4カ所で、月1回のプロダクトセミナーを行っていた。Zoomを活用すれば、同じ内容を何回でも配信でき、会員も時間を選ばずに視聴できる。現在は、最初の1回のセミナーを、青山のサロンで、少人数で行って撮影し、その映像を配信している。
 ─21年の事業計画を聞きたい。

(続きは、「日本流通産業新聞」1月14日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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