【〈訪販〉トップインタビュー】 エイジアクリエイト 吉田友則社長/消費者志向を推進し、課題解決を

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 家庭教師の派遣や小中学生向けの学習教材ブランド「デスクスタイル」を展開するエイジアクリエイト(本社京都府)は、新型コロナウイルスの影響を受けた小学生や中学生向けに、無料で講義の動画や学習教材を提供するなど子どもたちへの学習支援に積極的だ。コロナ禍で業績は一時悪化したものの、20年11月期の売上高は前期比20%減に留まる見通しだ。21年11月期の事業方針として”消費者志向経営”を掲げる吉田社長に話を聞いた。

 ─20年11月期の業績の見通しについては。
 売上高は前期比2割減となる見通しだ。コロナ禍前の19年12月―20年2月の第1四半期は前年同期比20%増で推移していた。4月以降は問い合わせ件数が減少し、一時期は前年同時期と比べて5割減になった時もあった。
 6月からは徐々に問い合わせ件数も回復して、9・10月度の売り上げは前年同時期と比べ10%増加し、通期では20%減で着地できる見通しだ。
 10月に入ってから市場は戻ってきている印象だ。ただ、動いている市場はこれまでと違う。従来は学習塾や家庭教師などを経験したことのない家庭から、試験などの結果に伴って問い合わせをされることが多かった。そのため「平均点以下」の子どもが多かった。
 今年は保護者が子どもの教育に参加している家庭からの問い合わせが多く、例年であれば学習塾に通うような世帯が家庭教師に関心を寄せているのかもしれない。
 ─学習塾から家庭教師にシフトしている背景については。

(続きは、「日本流通産業新聞」1月14日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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