ファンケルの20年3月期、「ファンケル」ブランドによる化粧品の売上高は、前期比4.8%増の594億7800万円だった。新型コロナウイルスの影響で第4四半期の売り上げは苦戦したが、堅調に推移した。今期の計画や目標を、上席執行役員化粧品事業本部・佐藤由奈本部長に聞いた。
■5%の減収予想
─前期の化粧品事業を総括して、どのように捉えているのか。
コロナが発生するまでは非常に好調に推移していた。しかし、その後の外出自粛や店舗のクローズに伴い、第4四半期における店舗の売り上げが厳しかった。その中でも人気商品の「マイルドクレンジングオイル」と「ディープクリア洗顔パウダー」は好調に推移した。マチュア世代向けの「ビューティーブーケ」というブランドがあるが、通販を中心に定期のお客さまが増えており、昨年度の売上高は前年度比40%増の約25億円に伸長している。
─今年度、化粧品事業における計画をうかがいたい。
(続きは、「日本流通産業新聞」6月25日号で)
【通販化粧品トップインタビュー】 ファンケル 上席執行役員 化粧品事業本部 佐藤由奈本部長/新たなチャレンジの気付きに
記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。