【ロダン&フィールズジャパン テリー・ホワイト ゼネラルマネージャー】 日本人のためのスキンケアを開発

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 2人の皮膚科医が2000年に設立した、スキンケアブランドの大手ロダン+フィールズ(ロダン・アンド・フィールズ、本社米カリフォルニア州、ダイアン・ディーツ社長兼CEO)の日本法人ロダン&フィールズジャパン(本社東京都)は6月1日、正式開業する。米国、カナダ、オーストラリアに続き4カ国目の展開で、アジアに進出するのは初めて。2019年6月にゼネラルマネージャーに就任したテリー・ホワイト氏に聞いた。
           (取材日は5月18日)

■海外コンサルタントへ認定制度を導入

 ─19年6月にゼネラルマネージャーに就任して丸1年が経過した。就任からこれまで力を注いできたことは何か。
 新型コロナウイルスの感染拡大の影響の中で、どのように業務をしていくか社内で議論してきた。まずはベストなチームを組むことに着手した。業界内外や美容業界の経験のあるスタッフが揃った。最終的には社員は28人になる。市場調査や製品の処方、さらにEコマースのシステムを用意した。6年間かけて準備をしてきた主宰会社はあまりないのではないか。
 次に、コンプライアンスに力を入れている。海外のコンサルタント(ビジネス会員)が日本でスポンサリングを行う際に必要な認定制度「ジャパン サーティフィケイト プログラム」を設けた。オンラインで五つのモジュール((1)日本におけるビジネス展開(2)日本市場と展開製品(3)日本の法規制およびビジネス上の注意点(4)日本の文化と価値観(5)製品価格と報酬プラン)を受講し、テストに合格すれば、スポンサリングを行うことができる。
 これまでのところ、日本でビジネスする資格を得た海外のコンサルタントは1万5000人だ。6月1日には正式開業し、製品の販売もスタートする。


■公式ユーチューブチャンネル開設

 ─グランドオープンのイベントを開催する予定は。
 予定していないが、年内には計画したい。今日(5月18日)から「公式YouTubeチャンネル」を開設した。当社の説明や報酬プランの概要、製品の紹介などの9つのセッションを順次オープンしていく。誰もが視聴可能だ。公式のFacebookとインスタグラムもアップしている。
 ─エクスペリエンスセンターの設置は検討しているか。
 考えている。オープン後数カ月経ってから詳細を詰めていきたい。


■製品は26品目でスタート

 ─スタート時の製品構成は。
 日本人のための三つのスキンケア・プログラム「ディファイン」「ブライトーン」「スーズ」が中心となる。スペシャルケアとしては、エンハンスメンツシリーズの美容液「ハイドレーション AH セラム」と目元用ジェルクリーム「ハイドレーション AH ブリリアントアイ」、「ハイドレーション AH ボディークリーム」の三つ。さらに、ダーマローラーと夜用濃縮美容液のセット「ディファイン AMP MD システム」を合計した全26品目となっている。グローバルでは、全製品60日間完全返金保証制度を採用していることも特徴だ。


■小売り利益とユニレベルで展開

 ─報酬プランの特徴は。

(続きは、「日本流通産業新聞」6月4日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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