【ハーバライフ・オブ・ジャパン ポール・モリ社長】 19年度は2年連続増収に

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 ハーバライフ・オブ・ジャパン(本社東京都)が2年連続で増収を達成するなど、業績が好調だ。ポール・モリ社長に増収の要因と2020年12月期の施策を聞いた。

■会社主催の地域イベントに注力

 ─18年12月期業績における売上高は、16年4月の社長就任以来、最も高い成長率だったと聞く。社長に就任してから力を注いだことは何か。
 会社主催の地域イベントに力を入れてきた。例えば「ハーバライフ・デイ」は、リーダーが新たな顧客を連れてきて、もっとハーバライフのことを知ってもらうイベントだ。会社主催ではあるが、その地域のリーダーがスピーカーとして主導している。私も参加して会社紹介をしたり、一緒に製品を飲んだりして、気軽に楽しめるプログラムだ。19年度は2~3カ月おきに、秋田県から沖縄県まで約20回開催した。参加人数は各回100~150人だ。
 ─「サクセス・トレーニング・セミナー」も実施している。
 新しいメンバー向けのトレーニングだ。東京・名古屋・大阪・福岡の4カ所で2~3カ月おきに開催している。そこでは、報酬プランのトレーニングや成功事例の共有、製品トレーニングを行っている。
 ─「サクセス・トレーニング・セミナー」の前段階で実施している「ハーバライフ・オポチュニティ・ミーティング」は会員登録してない人向けということだが、どのような内容か。
 未登録者ではあるが、製品の愛用者であるとか、ビジネスに興味がある人に対して、ビジョンを伝えたり、会社紹介や報酬プランを解説するミーティングだ。会社主催もあるが、リーダー独自で行っているケースもある。
 会社としては、会員登録する前にこの「ハーバライフ・オポチュニティ・ミーティング」を受講してもらうことがベストだ。ハーバライフがどういう会社で、どのようなビジネスができるのか、報酬プランをしっかりと理解してもらい、スムーズに登録につなげている。メンバーが定期的に「ZOOM」でトレーニングする機会も増えてきている。


■8月から実施したキャンペーンが大成功

 ─「ニュートリションクラブ」の展開状況は。
 アジアパシフィック(14カ国・地域)全体のコミュニティーがあって、各国のメンバーの成功事例を話したり、会議を行って、プログラムやトレーニングを決定している。プログラムは、栄養だけでなく運動も取り入れて、より健康になりましょうという方向性であることから、エクササイズを行っているクラブが多い。また、製品を使って料理教室を開いたり、ヨガや化粧品を体験するスパパーティーなどもある。
 ─19年12月期の施策として、体重やBMIを計測し、食事などの生活習慣に答えることで生活習慣や食生活を見直すきっかけを作る運動「ウエルネス チェック チャレンジ10000」を8月1日~10月31日の3カ月間実施した。この成果について。
 1万人に計測してもらうことを目指していたが、結果的に1万9000人以上が計測し、大成功だった。

(続きは、「日本流通産業新聞」2月27日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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