【ビタブリッドジャパン 大塚博史社長】21年に売上高100億円に

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 化粧品やサプリのECを展開するビタブリッドジャパン(本社東京都)は、設立5年で年商が約70億円になるなど、急成長を遂げている。大塚社長は、「『ブランド』ではなく『商品』を主役にしたマーケティング」と、「データに基づくロジカルな経営」を心掛けていると話す。急成長の秘訣について、大塚博史社長に話を聞いた。

 ─売り上げが急激に伸びているが、どう捉えているか。
 18年2月期の売上高が28億円、19年2月期が68億円だった。20年2月期は80億円を超えると予想している。21年2月期には、売上高が100億円を超えるという見通しを立てている。
 あまりに急成長すると、会社の体制がしっかり整わないまま事業運営を行ってしまうようなことにもなりかねない。そうならないよう、地に足が着いた経営を続けていきたいと考えている。
 本当に良い商品は定番化すると考えている。成長したくないわけではないが、爆発的に売れることを目指しているわけではない。当社の商品を、必要とする方に必要とされる形で、しっかりお届けし続けることが重要だと考えている。


■独自技術の商品と広告施策で成長

 ─急成長の要因は何だと考えているか。
 商品の質の高さと、マーケティング施策の成功が合わさった結果だと感じている。
 当社の看板商品である「ビタブリッドC」シリーズは、肌に塗布するビタミンCパウダーだ。「ビタミンCを約12時間にわたって継続的に肌に浸透させる」という商品コンセプトで、当社にしかない技術として特許も取得している。
 ただ、どこの会社でも、良い商品を提供するのは当然だ。良い商品があるている中で、いかに消費者から選ばれる商品になるかは、結局のところマーケティングの成否や効率化にかかっているのではないか。


■ブランドではなく、商品が主人公

 ─意識しているマーケティング戦略は。

(続きは、「日本流通産業新聞」1月1日新年特大号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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