【ニュースキンジャパン 小林和則社長】 〈今期は6年ぶりの増収見込む〉新規会員は毎月、前年同月比10%増に

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 ニュースキンジャパン(本社東京都、小林和則社長)の19年12月期は6年ぶりの増収となりそうだ。新報酬プラン「ベロシティ」の導入で若い会員が増加、新規会員の獲得数は、前年同月比で10%増を続けている。好調の要因を小林社長に聞いた。

■ベロシティ導入で新規登録者が増加

 ─18年7月1日に本格導入した新セールス コンペンセーションプラン「ベロシティ」では、小売りやカスタマーを増やすことにも焦点を当てているが成果はどうか。
 会社としては、新規会員登録数やアクティブ数、LOI(資格申請者)数、ブランド レプリゼンタティブ(旧エグゼクティブ)の数、サークルグループボリューム(ブランド レプリゼンタティブの持つカスタマーのボリューム)の増え方など、すべてのKPI(重要業績評価指標)がベロシティ移行後、プラスになっている。
 ─新規会員獲得数は。
 ベロシティへの期待感もあり、新規会員の獲得数は、正式導入前の18年1月から、対前年同月比で毎月20~30%増えてきていた。さらに今期に入ってからも、ほぼ毎月同10%増で、ベースがどんどんと上がっている。コミッション取得者数も、導入後は約30~40%増の毎月7000件増えている。
 2、3年くらい前から、新しい若いリーダーがどんどん伸び始めてきた時期に、タイミングよくベロシティがスタートした。その会員たちが、ビジネス初期の段階で収入を得ていることが奏功したのではないか。
 現在、新規会員は20代と30代前半が多く、平均すると32歳だ。これはニュースキンのグローバルの中でも若く、トップを争う順位だ。


■新美容器の売り上げは計画の2倍に

 ─今年は、エグゼクティブ ブランド パートナー(EBP、旧ルビー)になるための前段階のイベントとして、新たに「サクセスアカデミー」を開始した。
 EBPは簡単になれるタイトルではない。その手前でEBPにクオリファイしている人、つまり自分の直下にブランド レプリゼンタティブ(LOIを含む)を4人揃えた人たちに参加してもらう、丸1日のトレーニングだ。7月に韓国で開催したサクセスアカデミーの参加者は1000人。非常に評判が良かった。
 ─製品戦略としては、「ageLOC ルミスパ アクセント」と「ガルバニック スパ パワーチャージ マスク」を発売し、10月には「ガルバニック スパ」をリニューアル発売した。
 「ルミスパ」本体が着実に毎月、コンスタントに売れている。「パワーチャージ マスク」は、すでに「ガルバニック スパ」を使用しているフィールドからのリアクションが非常に良かった。
 10月18日に発売した新しい「ガルバニック スパ」は、販売してまだ半月だが、計画値の2倍の売り上げになった。
 さらに1月には、「ライフパック ナノEX」を、粒を小さくしてリニューアルして発売する。現在、全国でトレーニングを行っており、フィールドの期待値が高まっている。

(続きは、「日本流通産業新聞」11月28日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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