【プレミカ・ジャパン 円谷卓司社長】私のモットーは「頼まれごとは試されごと」

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 水素や乳酸菌関連の商材でネットワークビジネス(NB)を展開するPremica JAPAN(プレミカ・ジャパン、本社東京都、円谷卓司社長)はこのほど、19年6月期の売上高が前期比20%増となる見通しであることを明らかにした。達成すれば、創業以来6年連続での増収となる。同社の円谷社長は、サラリーマンなど異業種の経験を積んだ後、NB企業を起業したユニークな経歴の持ち主。「頼まれごとは試されごと。相手の依頼はなんでも応えてきた」(同)ことが、現在の成長の原動力になっているという。円谷社長に話を聞いた。

─会社立ち上げまでの経緯を知りたい。
 私は今年で50歳だが、NB業界に入ったのは、30代前半だった。そこで得た知見をもとに13年3月に当社を設立した。
 思い返せば、高校卒業後、トヨタのディーラーに入社して7年間営業に励んだ。25歳の時には当時の会社の営業のランク付けでトップである「横綱」まで上り詰めた。営業はたくさんやってきたが、車を売ることはせず、ひたすら自分をお客さまに売っていた。お客さまはじめ、人のためならなんでもするというのが、当時から今まで変わらない、私のモットーだ。そんな経験もあり、アメ車の販売で独立した。航空会社への燃料販売なども行っていた。

─経歴だけを見ると、NB会社の創業者としては異色のように感じるが。
 確かに、他のNB会社さんとはちょっと違うかもしれない。例えば、当社では「なぜそれが必要なのか」ということを自分自身で考えさせるようなセミナーを行っている。単にビジネスに参加させるだけではなく、「なぜビジネスをやるのか」「なぜこの商品が必要なのか」などについて、きちんと説明を行うようにしている。「権利収入が入ります」「一緒にお金を稼ぎましょう」といった、安直なアプローチはしていない。なぜNBが必要なのか、今の社会情勢と照らし合わせながら、会員さんに話をするようにしている。そういった意味では、NBというよりも、営業で培ってきたノウハウを活用しているのかもしれない。

─御社の報酬プランについて聞きたい。

(続きは、「日本流通産業新聞」6月6日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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