【カイアニジャパン テリー・ホワイト社長】報酬プランを改定/「目標制度」も導入し、会員をサポート

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 1月1日から報酬プランを改定し、組織作りに焦点を当てるとともに、新規ビジネスパートナーの初期のボーナスを増額した。「関西に拠点を作る」というテリー・ホワイト社長に今期の目標を聞いた。

■17年下半期は回復基調
 ーーー17年12月期の売上高の見込みは。

 横ばいとなる見通しだ。満足はしていないが、期待通りの数字にはなっている。年初にトップリーダーが退会して、売り上げやフィールドの気持ちにも一時的に影響が出たが、その後、1年かけて成長の芽が出てきている。17年末は非常に積極的な姿勢になった。ビジネスの基盤作りができたため、新しい成長が期待できる。17年下半期の6カ月間は伸びており、18年1月は前年同月比で増収となるだろう。

 ーーー現在の会員数は。

 これも横ばいで総会員数は約1万人。アクティブ会員は4000人だ。大阪などの西日本や九州・首都圏・関東・新潟などに新規ビジネスパートナーの人数が増えてきている。

 ーーー18年1月1日からコンペンセーションプランを改定した。どのように変更したか。

 二つある。一つは、「パワープレイ」を導入したこと。これは、ビジネスパートナーが最初の月に、3人のビジネスパートナーと3人のカスタマーを獲得することを自分のチームの基礎とする活動。次に、獲得したビジネスパートナーも同様に3人のビジネスパートナーと3人のカスタマーを獲得できるようにサポートしていく。これのデュプリケーション(複製)を繰り返し行う。
 リクルーティングの新規獲得(ワンタッチ)ではなく、組織を作っていくという考え方を根付かせていきたい。広く深く組織を作ることがもっとも大切で、安定的なボリュームを構築し、収入を増やしていくことができる。
 二つ目が「ファストスタートボーナス1―2―7」の新設。新規登録したビジネスパートナーが、ガーネット・ジェイド・パールを達成すると、それぞれ1万円・2万円・7万円と合計10万円を獲得できるボーナスだ。当社のビジネスは、その次のランクであるサファイア(月平均20万円強の収入が得られる)作りが一番重要なポイントだ。新たなコンセプトであるパワープレイを行うことで、ファストスタートボーナスを得て、サファイアを達成しましょうという戦略を行っていく。
 このパワープレイと連動して、17年12月から「目標制度」を導入した。会社とリーダーがよく話し合った上で、各リーダーに月々の目標を設定してもらった。リーダーそれぞれが、毎月4~5%の成長をできるように、新規会員獲得数や定期購入者の必要人数の目安などの行動目標を、より具体的に提示している。そして、会社がフォローし、必要なことをサポートしている。「カイアニだったら実質的な収入を獲得できる」というメッセージを発信していきたい。

(続きは、「日本流通産業新聞」2月8日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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