【RIZAP 取締役/健康コーポレーション 代表取締役社長】(前編)高谷成夫 氏/新たな"成長の柱"を作る

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 オルビスの代表取締役社長やポーラの取締役を歴任した高谷成夫氏は昨年10月、RIZAP(ライザップ)グループに入った。ボディーメークスタジオを展開するRIZAPの取締役や、美容・健康関連商品通販の健康コーポレーションの代表取締役社長に就任している。RIZAPでは、RIZAPブランドの商品開発やマーケティングを任され、新たな成長の柱を構築する。RIZAPグループのさらなる成長の推進役として期待が集まる高谷氏に、グループ入りの経緯や、RIZAPの取り組みについて聞いた。

 ーーーRIZAPグループに入った経緯は。

 前職のアイスタイルは生活者中心の市場創造を目指し、「グローバルでのビューティープラットフォーム構想を推し進める」というビジョンに共感していたし、自由で素晴らしい環境だった。ただ、「アットコスメ」は口コミサイトとしてパブリックな存在でもあり、ビジネスの方向に思い切ってアクセルを踏み切れないところがあった。純粋にゴールに向かってチャレンジできる環境を求め始めていたときに、以前から付き合いのあったRIZAPグループ社長の瀬戸さんから声をかけてもらった。瀬戸さんからRIZAPグループが次のステージへ成長するために一緒にやりたいという強い思いを感じたのと、ただ成長を追いかけるのではなく、常にお客さま起点で発想し、実行し、本気でお客さまに向き合うところからぶれないという価値観をお互いで共有できたことが大きかった。

 ーーーRIZAPグループではどんな役割を担っているのか。

 RIZAPと健康コーポレーションでは当然、ミッションは大きく異なる。RIZAPで求められているのは成長だ。それも、とてつもないスピードで実現することが求められている。そのために入社後、まずは組織再編に着手した。スタジオでボディーメークのサービスを提供するスタジオ事業本部を核として、マーケティング本部、プロダクト事業本部、スポーツ小売事業本部、管理本部の五つの本部体制に再編成した。私は現在、新たに発足させたマーケティング本部とプロダクト事業本部を管掌している。

(続きは、「日本流通産業新聞」2月8日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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