【アージュセルビス 本田正治 社長】創業15年目に突入/「長寿社会」の理念に共感する仲間増やしたい

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 乳酸菌加工食品「マナヴィー」を主力商材にするアージュセルビス(本社大阪府)は17年9月、創業15年目に突入した。これを記念して10月29日、京都で「ASC 14周年記念パーティー」を開催する。昨年は新報酬プランを導入し、会員の活動支援につなげている。年内には幹細胞エキスを配合した美容液を発売し、組織の活性化につなげていく。本田正治社長に15年目のアージュセルビスの事業戦略について聞いた。


 ーーー創業から14年が経過した。率直な感想を伺いたい。

 あっという間の14年だ。むしろこれからだという気持ちだ。創業当初は、それほど健康食品について消費者の関心は高くなかった。今では一般的になっており、市場が広がったと感じている。提案するとすでに何らかの健康食品を愛用している人が多く、お勧めしやすい環境になっている。
 14年間、一貫して愛用されている人もいれば、他社に替えたものの再び当社に戻ってくる人も目立つ。最近では、ルテインのサプリメントが欲しいという声を聞く。主力の健康食品「マナヴィー」が大好評で、売り上げはさらに増えている。昨今の腸内フローラブームも相まって、改めて乳酸菌に興味を持つ人が増えているのだと思う。

 ーーー16年11月に新報酬プランを導入した。その後の状況はどうか。

 新規の会員には「分かりやすい」と評判がいい。既存メンバーにもようやく浸透しつつある。特に、ウェブでの会員登録は捺印の必要がなく、手続きが便利で評判がいい。
 若年層の登録も増えると考えたのだが、当社は26歳以下の登録を認めていないため、それほどの変化はない。20代前半の人が当社の1万円前後の製品を購入するには、金額的に少しハードルが高いと思う。購入者層と商品のマッチングを考慮しないと成果にもつながらず、トラブルにもなりやすい。

(続きは、「日本流通産業新聞」10月26日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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