【通販モール特集】 ジオシス 金孝種代表に聞く/流通総額急伸し、店舗が販促を積極化

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金孝種代表

金孝種代表

 ジオシス(本社東京都、金孝種代表)が運営するECモール「Qoo10」が急成長している。14年の流通総額は前年比40%増のペースで拡大している。顧客ターゲットを若い女性に絞り、スマートフォン(スマホ)向けの取り組みを強化してきたことが急成長につながっているという。流通総額の拡大は店舗のモチベーションを高めることにもつながっており、店舗と共同で行う販促施策も積極化している。後発ECモールとして注目が高まる「Qoo10」の魅力を金代表に聞いた。

 ─「Qoo10」の事業規模は拡大していますか。
 14年の流通総額は前年比40%増のペースで推移しています。有力店舗が出店していることも増収の要因ですが、既存店舗がより当社の取り組みに協力して下さるようになりました。14年3月度は消費増税前の駆け込み需要もあり、月間流通総額が前年同月比で2倍に伸びたのです。店舗からも「売れるモール」と認識されるようになり、当社のプロモーション企画にも店舗に、積極的に参加していただけるようになりました。
 ─これまではあまり協力を得られなかったのですか。
 特に大手の店舗は他にもモールに出店しているため、当社のモールに在庫を割けなかったり、競争力のある価格を出していただけないケースもありました。ただ、最近では、20~30代の女性をメーンターゲットにしており、ファッションやコスメに強みがあるなど、当社のモールの特徴を理解していただき、販促に協力していただけるケースが増えました。スマホに強いモールであるということも時流に乗っており、評価していただいています。

(続きは本紙1月1日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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