リクルートライフスタイル(本社東京都、北村吉弘社長)が運営するECモール「ポンパレモール」は、店舗への手厚いフォロー体制を売りにしている。出店コストは低く、広告費もかからないが、店舗の販促を積極的に支援し、着実に店舗の利益拡大に貢献しているという。大手モールとは異なる戦略で店舗からの信頼を集めている同社の取り組みついて「ポンパレモール」を統括する宮下俊氏に聞いた。
─店舗数や商品数、流通総額は伸びていますか。
現在オープンしている店舗数は、1700を超えました。これまで新規開店数を月間100店舗に限定していましたが、現在は200店舗にまで拡大しています。流通総額が前月比10~20%増のペースで順調に拡大していることもあり、受け入れる店舗数を増やしたのです。商品数も拡大しており、15年3月までの目標にしていた2000万品目の品ぞろえを14年12月に前倒しで達成できました。EC業界内のプレゼンス(存在)が高まってきており、多店舗展開しているEC事業者からは大手モールの次の選択肢として、「ポンパレモール」を選んでいただけるようになりました。7月にはカクヤスさま、11月には爽快ドラッグさまに出店していただくなど、有力店舗の出店も進んでいます。
─「ポンパレモール」ならではの強みはなんですか。
店舗へのフォロー体制は業界内でも随一だと自負しています。スタッフ1人あたりの担当店舗数は他のモールよりも少ないと思います。毎月何度も訪問、または電話し、販促施策などを相談させて頂いています。当社では広告費をいただかずに店舗のプロモーションを行う点も評価していただいています。店舗とコミュニケーションを深めることで、より訴求力の高い商品をお出しいただき、当社が無料でプロモーションすることにより、ユーザーにも喜んでいただけると思っています。
(続きは本紙1月1日号で)
【通販モール特集】 リクルートライフスタイル ポンパレモールプロデューサー 宮下俊氏に聞く/業界随一のフォロー体制が魅力
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