【通販モール特集】 アマゾンジャパン セラーサービス事業本部長 星健一氏に聞く/多様化する物流ニーズに対応

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星健一セラーサービス事業本部長

星健一セラーサービス事業本部長

 アマゾンジャパンの物流代行サービス「フルフィルメント・バイ・Amazon(FBA)」の利用者が拡大している。販売事業者と顧客の双方に対してサービスを多様化させて利便性を高めている。FBAの利用メリットと今後の展望について、星健一セラーサービス事業本部長に聞いた。

倉庫への配送コスト削減

 ─FBAの利用者が拡大しているようですが。
 通販事業者の物流に対する意識が高まり、各社とも配送にしのぎを削っています。自社からの配送ではお届けまでに2日以上かかる場合がありますが、FBAを利用すれば当日や翌日に届けられます。配送面での利便性を訴求する上で魅力に思われているのだと思います。実際にFBAを利用する販売事業者の売り上げは伸びています。
 ─物流に対して課題を抱えている企業は少なくありません。
 配送コストの上昇や、繁忙期の人員確保など、さまざまな課題が聞かれます。当社は週末、休日を問わず年中無休で発送業務を行っているので、販売機会の損失が軽減できます。また、繁忙期や急な大量注文に対しても、当社は安定して配送することができます。物流のクオリティーを保ち、約束のお届け日時に配送することができます。
 ─FBAを利用する際のコストは。
 自社発送との比較は簡単にできませんが、実際にコストが下がったという声をいただいています。当社は倉庫のあらゆるところで効率を高める努力をしていますし、物流のボリュームメリットも大きいです。一般的に見てもコスト競争力は高いと思います。
 ─FBAの倉庫に商品を送るための配送費は。
 14年10月から、「FBAパートナーキャリア」というサービスを開始しました。これは、倉庫への納品に日本郵便を指定して、特別料金で配送するサービスです。倉庫は全国に分散しているので、全国の販売事業者様にとってコストメリットが提供できています。

(続きは本紙1月1日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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