【アフロゾーンジャパン 金奉俊 CEO】12月2日に日本市場に進出/グローバルで130億円を目指す

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 韓国の「アプロジョン」の日本法人、アフロゾーンジャパン(本社東京都、金奉俊CEO)は10月2日に都内でプレオープンイベントを開催し、ネットワークビジネス(NB)を開始した。16年1月に正式オープンする計画で、初年度売上高5億円、会員数3000人を目指している。海外進出は、米国・タイに続く3カ国目で、今期(15年12月期)のグローバル売上高は130億円となる見通しだ。このほど来日した、アプロジョン創業者で日本代表も兼任する金CEOに日本市場における戦略について聞いた。

ー金CEOの経歴を伺いたい。

 韓国の美術大学を卒業した後、製薬会社などに勤めた。ニュースキンのディストリビューターとして韓国やタイで活動した。
 その後は約13年間、浄水器の製造業を営んだ。この時期に化粧水の分野に興味を持ち、ヒト幹細胞培養液抽出物を配合した美容液「Ruby―cell(ルビーセル)」を開発するに至った。
 そして2012年にアフロゾーンを設立した。当面はアフロゾーンジャパンの社長も兼務していく。

ー製品の流通形態としてNBを選んだのはなぜか。

 素晴らしい製品が完成したのはいいが、それを販売する店舗や宣伝広告費はなかった。自分のブランドを創りたいという思いも強かった。
 「ルビーセル」は対面で説明してこそ真価が伝わる製品であり、店頭販売では思うように売れないだろうと判断した。そこで、ネットワークビジネスを選んだ。口コミ販売なら成功するという確信があった。

ー韓国本社は設立から約3年半が経過し、業績は好調だと聞いている。

 当初は訪問販売としてスタートした。韓国では、NBの認可を取得して展開している。14年12月期売上高は約65億円で、今期は売上高130億円を見込んでいる。ここまで急激に成長するとは予想していなかったが、「ルビーセル」の製品力があれば、当然の結果とも言える。
 現在、韓国の会員は40~50代が中心だ。事業として取り組む20代の会員も徐々に増えてきた。口コミのほか、エステサロンや病院など、さまざまなルートで製品が広まっている。未進出国も含め、会員のつながりによって世界20カ国へ広がっている。
ー日本市場に進出した理由は。

 日本はアジアの先進国だ。加えて、日本の化粧品の品質の高さには定評がある。韓国に一番近い国で力のある日本と共に事業を展開したいという思いがあった。

(続きは「日本流通産業新聞」11月5日・12日の合併号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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