【スターリジャパン 大谷悟社長】 <「スターリアカデミー」2期目を開始> /組織構築狙った会員向けトレーニングに注力(2024年5月23日号)

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 免疫ミルク「サステナ」をネットワークビジネス(NB)で販売するスターリジャパン(本社東京都、大谷悟社長)は、組織構築のための会員向けトレーニングに力を注いでいる。組織作りを学ぶことができる有料のトレーニング「スターリアカデミー」の2期目を開始した。組織作りのノウハウを体系化して学べるカリキュラムを用意し、組織拡大につなげる。大谷社長にトレーニングを開始した背景などについて聞いた。

 ─23年12月期の業績については。
 売上高は前期比で横ばいだった。全国でオープンセミナーを月に30~40回ほど開催しているが、年齢が高い既存会員の出席者が多く、新規会員が増えていないことが業績に影響した。一方で、製品のリピート購入が9割を超えていることが大きな強みだ。毎月購入しているアクティブ会員は5000人だ。
 ─「スターリアカデミー」を始めた経緯については。
 NBは経験や年齢も問わないビジネスだ。努力によっては収入が得られる。NBは職業の一つとして考えている。どんな職業でもトレーニングをする場所があるのに、NBはこれまで、体系的に学べるところがなかった。
 これまでNBでは会員の活動について積極的に口を挟むべきではないという風潮があった。誰がトレーニングするかというと、アップラインのリーダーが、過去の成功体験に基づいたやり方を教えるということが長く習慣として根付いてきた。
 しかし、成功体験を人に伝えたところで普遍性に乏しい。普遍性のないものを押し付けたりするのでトラブルになりやすくなる。
 こうした背景もあり、標準的で最新のマーケティングや行動心理学の要素を取り入れたビジネスとしてのカリキュラムを作ろうと考えたのが「スターリアカデミー」だ。
 ─初めてのアカデミーを23年10月に実施した。成果については。
 1期には23年10月から25人の会員が参加し、24年1月に修了式を実施した。受講費用は3カ月間で6万円に設定した。
 トレーニングはNB業界で実績のある外部講師を招いて実施した。セミナー形式ではなく、会員が抱える課題を講師と共に解決することを主眼に置いた。1回あたり2時間、オンラインとリアルで実施した。毎回、個人とグループでの課題を与える実践方式にした。オンラインではなくリアルで参加したグループはより成果が高まった。

(続きは、「日本流通産業新聞 5月23日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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