【ネットワークビジネス主宰企業 2021年 売上高ランキング】 122社合計は6342億円/中堅企業の成長が市場をけん引 (2022年1月1日新年特大号)

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 本紙調査をもとに集計したネットワークビジネス(NB)主宰企業122社の合計売上高は6342億2700万円だった。前年と比較可能な50社で算出した成長率は1.8ポイントのプラス。上位100社の合計売上高は前年より14億5620万円増の6274億4300万円となった。100億円以上の大手企業の増収が目立ったほか、コロナ禍で本格化させたオンライン施策がフィールドに浸透し、対面とうまく組み合わせて効率的な運営に成功する企業が目立った。
 業界首位は日本アムウェイ。年商100億円を超える大手企業で増収したのは、日本アムウェイ、フォーデイズ、ニュースキンジャパン、グラント・イーワンズ、ナチュラリープラス、セプテムプロダクツの6社。
 一方でノエビアの売上高は前期比2%減の262億円。コロナ禍で対面の販売機会が減少したことを背景に、メーク品の売り上げが低迷した。
 122社中28社が増収となり、そのうち17社が2桁増収を達成している。年商50億~100億円の中堅企業では、18位のニナファームジャポンが22年3月期は売上高100億円を視野に入れる。
 47位のアフロゾーンジャパンが急伸。インスタグラムを積極活用するなどのオンライン施策が奏功しており、22年3月期は40億円を見込む。DAIYAMONDLIFEの21年5月期の売上高は前期比約2.5倍の21億4200万円。リーダー会員の活動が活発化したことが増収につながった。
 徐々にリアルイベントやインセンティブツアーを再開する動きがみられており、NB市場は22年も成長しそうだ。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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