【無店舗販売企業 売上高調査】 上位50社の合計売上7.2兆円/ヨドバシ、ニトリの通販は約6割増 (2022年1月1日新年特大号)

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 日本流通産業新聞はこのほど、無店舗販売企業の売上高(20年10月―21年9月の間に迎えた決算期が対象)を調査し、通販503社、訪販258社をランキングにまとめた。通販と訪販による無店舗販売企業の上位50社で集計した合計売上高は7兆2393億3900万円となった。上位50社のうち28社が増収だった。
 増収率が特に目立ったのは、ヨドバシカメラの通販の前期比60.3%増、ニトリの通販の同59.2%増。ヨドバシカメラは、店舗からECサイトへのシフトを強化しており、ポイントアプリによる送客が成功した。ニトリは、巣ごもりやテレワークの需要に対する販促を強めた。ニトリもアプリの活用が売り上げを押し上げている。
 MonotaRoやアズワンなどBtoB通販大手もそろって増収した。BtoB通販市場も拡大基調が続いている。


■化粧品系は減収目立つ

 一方で、減収が確認できた企業は50社中9社だった。コロナ禍の影響もあってか、化粧品系の企業の減収が目立った。訪販では最大手ポーラが2ケタ減となった。
 宅配水で急成長しているプレミアムウォーターホールディングスは前年比23.9%増収となっている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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