三和ペイント 21年11月期/売上高は前期比20%増/アライアンス推進、拡大継続へ (2021年12月9日・16日合併号)

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 外壁塗装をテレアポ訪販する三和ペイント(本社大阪府、木原史貴社長)の21年11月期の売上高は、前期よりも約20%の増収になる見通しだ。売上高は、当社推定で約38億円。
 コールセンターの新設やウェブ広告への投資などを図りつつ、アライアンスによる住設企業との提携が増収に寄与した。
 アライアンスでは、提携社数を増やし、外壁塗装以外の販売を積極的に展開。提携によって得られるシナジー効果が見込まれるため、今後もアライアンス事業を拡大していく予定だ。
 同社では、19年からアライアンス事業を開始。受注高では、すでに3億円を超える規模にまで成長した。
 アライアンス先の顧客に対して、外壁や屋根の点検から、見積書の作成、外装塗装のリフォーム工事までを網羅する「点検代行のスキーム」を提供する。同スキームが売り上げの大半を占めるようになっている。アライアンス先は、ハウスメーカーや家電量販店、賃貸管理会社など、さまざまな業種との提携を加速。20年3月時点で3社だった提携企業は、現在、10社近くに増えている。
 22年度以降も、外壁塗装以外に、顧客の満足度向上を図るための新たな事業の拡張を予定。これまで注力してこなかったリフォーム工事関連や、エネルギー関連などの新規事業への取り組みも視野に入れている。
 22年度におけるアライアンスによる売上高は、4億2000万円を計画している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ