外壁塗装をテレアポ訪販する三和ペイント(本社大阪府、木原史貴社長)は11月29日、住まいの安心サポートをサブスクリプションモデルで提供する「いえもる」のサービスを開始した。
戸建て住宅で頻繁に起こるトラブルに対応できるサービスで、「水まわり」「鍵」「電器」「建具」などを中心に、緊急駆け付けサービスを提供する。また、質の向上として定期的なハウスクリーニングなどにも対応して、住まいに関する悩みを電話1本で幅広く支援していく。
「いえもる」は、同社が主力とする外壁塗装やリフォーム事業から派生した新事業として、今後も拡張させていく。顧客との長期的な関係を築くだけでなく、住まい全般のサービスを網羅し、満足度向上にも貢献していく。
「いえもる」の10月末時点で会員数は239人。「正式にローンチする前に、事前に営業活動をしてきた。これが奏功し、着々と会員数が伸ばせている状況だ」(木原社長)ということで、「これからも会員を増やすが、まずは1500人を目指す」と話している。
外壁塗装は、塗装の完工から、次の施工までに約10年の期間が空く。同社は、顧客満足の向上を目的に、施工から1年、5年、10年とそれぞれの節目で無料点検を実施しており、顧客との接点を作り続けている。すでに行っている取り組みに付加価値を与えて、外壁塗装の主力事業を新たな取り組みで拡張させていく計画だ。
三和ペイント/安心サポートをサブスクで/顧客との長期的関係を構築(2021年12月2日号)
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