シーボン 21年4―9月期/直営サロン売上高15.3%増/一定回復も対面販売は依然低迷 (2021年12月2日号)

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 化粧品のサロン販売のシーボンの21年4―9月期(中間期)の直営店舗売上高は、前年同期比15.3%増の43億1200万円だった。第1回の緊急事態宣言で休業した期間があった前年同期と比べて増収となったが、今期も外出自粛の影響を受け、サロンでの対面販売は低迷したとしている。
 シーボンの21年4―9月期は、新型コロナの感染再拡大により、来店者数が減少したとしている。シーボンでは、21年7.8月度の直営サロンの売上高が7億円弱となったとしている。シーボンの崎山一弘社長は、「21年7.8月度で売上高は底をついたと見ている。今後は、売上高が伸びない状況でも、確実に利益を出せる体制に社内体制を改革する」と話した。
 シーボンの21年4―9月期における新規来店者数は、前年同期比76.5%増の1万778人となった。ホットペッパービューティーなどのウェブ広告経由の新規来店者数が増加したとしている。ウェブ広告経由の新規来店者は、前期比9倍になったという。
 1カ月に1回以上の来店がある「継続者数」は前期比19%増の16万2190人になったとしている。崎山社長は、「コロナ禍でサロンから足が遠のくお客さまと、再来店するお客さまは、21年4―9月期ではっきり分かれたと考えている」と話した。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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