ユーグレナ 20年10月―21年9月期/直販売上高35.1%増に/キューサイを買収、ECも伸長(2021年11月25日号)

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 ミドリムシを原料にした健康食品の通販事業などを手掛けるユーグレナの20年10月―21年9月期(第4四半期)の連結業績における直販売上高は、前年同期比35.1%増の131億円となった。5月に買収した、キューサイの売上高が加わったほか、ユーグレナや、子会社であるMEJなどの、ECを中心とした売上高が伸長した。
 ユーグレナは、決算期を9月から12月に変更した。21年12月期は、20年10月―21年12月の15カ月間の変則決算となっている。
 20年10月―21年9月期における、キューサイを含めたヘルスケア事業の売上高は、232億3900万円となった。
 キューサイを除く、ユーグレナ、MEJ、エポラ、LIGUNA(リグナ)の直販定期購入者数の合計は、34万人となった。直販オンライン売上比率は、21年9月末時点で、50%に達したとしている。
 ユーグレナグループの中でも、MCTオイルなどを配合した「C COFEE(シーコーヒー)」を展開するMEJの売上高が、前年同期比3・5倍に伸長したとしている。ユーグレナが20年にリブランディングした健康食品「からだにユーグレナ」の売上高は、前期比5%増となったとしている。
 ユーグレナによると、5月にグループ化したキューサイの21年12月期(21年1―12月期)の単体の売上高は、250億円を上回る勢いで推移しているという。
 キューサイは21年12月期中に広告投資を増加させた結果、21年9月末時点の定期顧客数が48万3000人になったとしている。

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