ダスキン 21年4―9月期/家庭訪販は1.2%減収/新規契約件数は増加に (2021年11月11日号)

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 ダスキンの21年4―9月期(中間期)における訪販グループの業績は、クリーンサービス事業がコロナ禍の影響で減収となったものの、レントオール事業やケアサービス事業が増収となり、売上高は前年同期比3.6%増の541億8100万円、営業利益は同21.0%増の64億6500万円だった。家庭訪販事業は同1.2%減だった。
 訪販グループにおいては、生活者・事業者の「衛生環境を整えるダスキン」へ進化させることを目的に、基幹商品であるモップ・マットへの除菌、抗菌、抗ウイルスなどの衛生性能の付加や、新型コロナウイルスワクチン接種会場などでの「イベント衛生サービス」を始めとする各種サービス、商品の提供に注力した。クリーンサービス事業は、前期からのコロナの影響が継続し、家庭向け、事業所向けともに売り上げは減少した。
 家庭向けダストコントロール商品は、前期末からの販売促進活動により、新規顧客の獲得件数は増加。解約件数は減少したものの、解約件数が新規を上回っているため、主力商品であるモップ商品売上が減少した。
 商品別では、「おそうじベーシック3」、フロアモップ「LaLa(ララ)」、ハンディモップ「shushu(シュシュ)」「スタイルクリーナー」のセットの売り上げは同2.8%増となった。「床用モップ」は同1.3%減の48億9200万円、「ハンディモップ」は同2.5%減の17億300万円だった。
 役務サービスでは、「エアコンクリーニング」が同16.3%増と好調だったが、「家庭用空気清浄機」は同17.6%減、「家庭用フィルター」が同1.1%減だった。また、「浴室用浄水シャワー」の売上高は同10.8%減だった。レンタル品は前期を上回ったが、本体がマイナスだった。
 化粧品や健康食品を販売する「ヘルス&ビューティ(H&B)事業」の売上高は同4.6%増だった。
 ウェブ会員サイト「DDuet(ディー・デュエット)」の会員数は前年同期に比べ21.1%多い134万人に増加した。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ